お墓参りはできるだけ家族全員で行くことが大事です。子どもがいる場合は小さいときからお墓参りを習慣化すれば命や人を大切に思う心を育てられます。お墓参りをするときの服装は特に決まりはありませんが、お世話になっている菩提寺の住職や霊園の管理事務所の方に会うことも多いので、きちんとした身なりで行くことが大事です。また数珠は必ず持参しなければなりません。
菩提寺にお墓がある場合は、まず寺の本堂に寄り、お参りしなければなりません。また無縁墓があるときには、そこにも必ずお参りしましょう。墓地では故人のお墓だけではなく、最低限「向こう三軒両隣」にはお参りをしたいものです。また墓地は神聖な場所で悲しみにくれる方も多くいらっしゃいます。小さな子どもを一緒に連れて行く場合は騒いで周囲のお墓にいたずらなどをしないように厳しく注意しましょう。
また樹木が植わっていれば他のところに枝など伸びていないか、枯れ葉や雑草などに気遣いをしたいものです。持参したお供えは持ち帰りましょう。食べ物をそのままにすれば野良猫やカラスが後から汚す場合もあります。最後に墓地や霊園の管理をされている方には日ごろから見えないところでお世話になっています。手土産(菓子折りなど)や寸志を用意して感謝の気持ちを伝えることも忘れてはいけません。