お彼岸とは波羅蜜多から来たものと言われ、煩悩と迷いの世界である此岸にあるものが六波羅蜜の修行を行い、悟りの境地いわゆる彼岸に到達することができるというところからきています。
日本では元々あった原始宗教と結びついて独自のものとなったという説もあります。
お彼岸の時期はそれぞれ春と秋の2時期ありそれぞれ、春分の日と秋分の日を挟んだ計7日間であると言われています。この時、お墓参りを行う作法としては以下のようなものが一般的です。
まず、家族みんなでお墓参りに出かけた方が良いでしょう。後の世代に受け継いでいく意味もあります。持ち物として、ロウソクにお線香、ライターもしくはマッチ、お花、お供物を持参しましょう。
そして、お墓の掃除を行います。雑草を抜いたり、ゴミが散らばっていては仏様に対し申し訳ありません。お墓を洗う時はまず、水をかけて洗い流します。水鉢や花立、香立はゴミが詰まりやすいのでしっかりと洗いましょう。また、墓石の彫刻部分等の細かい所は歯ブラシ等を使って落とすと効果的です。あらかた汚れを落としたら最後はタオル等で乾拭きします。その他、お供物は直接置かず、二つ折りにした半紙の上に置きましょう。水鉢には綺麗な水を入れ、お花は花立に長さを整えお供えします。